左藤豊 INTERVIEW AWARD 2018

おかげさまで2018年も数多くの方をインタビュー取材する機会をいただきました。本当にありがとうございます!

そこで、今年取材・執筆した中で個人的に印象に残った(手応えがあった、反響があった、取材していて面白かった…etc.)ものを5本ピックアップし、「左藤豊 INTERVIEW AWARD 2018」という大仰なタイトルを付けてご紹介します。

※対象は2018年1月1日~12月31日の間に発売/公開された雑誌・ムック・書籍・ウェブのインタビュー記事です。
※掲載順は、発売日/公開日が早い順です。

【月刊エンタメ】NGT48・中井りかさん「りか姫の野望。」

『月刊エンタメ』2018年6月号(徳間書店様)掲載

【記事概要】
テレビ東京『青春高校3年C組』のMC就任が決まった中井さんに、アイドルとして、そしてテレビタレントとしての矜持を聞く。

【取材後記】
中井さんとお会いするのはこの時が初めてだったんですけど、当時中井さんは炎上路線まっしぐらだったので正直取材前はビビっていました(笑)。でも、実際お話しするとすごく気さくだし出てくる言葉も面白くて、「あ、この人はすごい。タレントとして仕上がってる」って思いましたね。表現方法が人よりちょっと屈折しているのかもしれないけど、とても愛情の深い人だな、と。
事実、その後『青春高校3年C組』の生徒たちから慕われるようになったり、おぎやはぎ・小木さんから「生放送の申し子」とバラエティ力を絶賛されたりするようになるんですけど、取材時の佇まいから考えると「なるべくして、なった」という印象です。

【Top Yell NEO】NMB48・岩田桃夏さん

『Top Yell NEO』2018 SUMMER(竹書房様)掲載

【記事概要】
仏像好き&唐揚げ好きというキャラで知名度を上げ、2作連続でNMB48のシングル表題曲選抜入りを果たした岩田さんの素顔に迫る。

【取材後記】
岩田さんってNMB48・5期生お披露目の頃はそこまで目立っていなかった気がするんです。でも自分のキャラを定め知名度をぐっと高めて選抜入りしたことから、自己プロデュース力の高い子なんだろうなと思って、個人的にもとても注目していました。
ただ実際に取材すると、「単に自己プロデュースが上手」というよりは、根底にある劣等感(パフォーマンススキル、そして容姿面でも)を解消するための手段としての「自己プロデュース」ということが浮かび上がってきたんですよね。目的意識が明確でありそこに対して真摯に努力ができる、というのは当たり前のように思えてなかなか簡単にできないこと。見習いたいなと取材しながら思いました。

【月刊エンタメ】けやき坂46・潮紗理菜さん「ひらがな聖母 微笑みの秘密」

『月刊エンタメ』2018年9月号(徳間書店様)掲載

【記事概要】
「ひらがなけやきの聖母」と呼ばれる潮さん。常に優しさにあふれ穏やかな笑顔をたたえる彼女のルーツを探る。

【取材後記】
例えばバラエティ番組を見ていても「潮さんって本当にいい人だよな」っていうのがすごく伝わってくるし、実際にファンから「ママ」と呼ばれているので、その無限の優しさはどこから湧いて来るのかすごく興味があったんですよ。
取材するとそのルーツは「クラシックバレエ」にあることが分かったんですけど、でも話を聞けば聞くほど「いや、それにしても優し過ぎでしょ!」というエピソードがどんどん出てきて、正直衝撃でした。そして、言葉がすべてポジティブだったので、取材しているこっちまで晴れやかな気持ちになってきて「あぁ、これがハッピーオーラか……!」と実感しました。

【月刊エンタメ】NMB48「8人の山本彩」

『月刊エンタメ』2018年11月号(徳間書店様)掲載

【記事概要】
卒業を発表したNMB48キャプテン・山本彩。グループに多大な影響を残してきた彼女の実像を、8人の証言から紐解く。

【取材後記】
アイドルシーン2018年の大きなトピックの一つにNMB48・山本彩さんの卒業があったと思うんですが、この特集はメンバーやスタッフ8人から証言を取り、山本彩さんの実像に迫ろうというもの。僕はその中から吉田朱里さん、渋谷凪咲さん、山本彩加さんのインタビューを担当しました。
中でも取材しながら驚いたのは、かつてヤンチャなイメージがあった吉田さんが、とても広い視野と強い意志を持つ女性になっていたこと。そして、「みんなと一緒に(NMB48)10周年の景色が見たい」と明言してくれたのもうれしかったですね。
結成当初からNMB48を見て応援してきた身として、この特集をはじめいろんな媒体で山本彩さんを送る記事を執筆できたことは本当に幸せだったなと思っています。

【Top Yell NEO】けやき坂46・潮紗理菜さん×宮田愛萌さん

『Top Yell NEO』2018~2019(竹書房様)掲載

【記事概要】
お互い「仲良し」と語る1期生・潮さんと2期生・宮田さんの関係の真実に迫るとともに、けやき坂46の1年を振り返る。

【取材後記】
以前潮さんに取材したとき、宮田さんと仲良くなったという話をしてくれたことから、2人の関係性について突っ込んで取材をしてみました。しかし、2人でのお出掛けエピソードを聞いたらまさかの未実現! ただ、それはお互い気を使い過ぎる性格が原因となっていることが分かったので、取材の場を利用して本音を語ってもらおうと話を振ったところ、今まで伝えられなかったお互いに対する愛情や尊敬の念を語ってくれて、想定をはるかに超える感動的なインタビューになりました(笑)。
また、宮田さんが先輩である潮さんを要所要所でイジったり的確なツッコミを入れたりするのも面白くて、とても微笑ましかったですね。素敵なコンビだな、と。ここでも“ハッピーオーラ”を感じました。

以上5本が「INTERVIEW AWARD 2018」ピックアップ記事となります。本当は他にも取り上げたい記事はいっぱいあるんですけど……それはまた別の機会にご紹介できたらと思います。

というわけで、本年も大変お世話になりました。来年もたくさん取材できたらいいな~と思っています。では、よいお年を!