熱が1カ月続き、新型コロナPCR検査や抗体検査を受け陰性だったけど…という話(追記あり)

2020年、世界は新型コロナウィルスによって大混乱に陥りました。

ご存じの通り、僕はタレントさんやアイドルさんの取材記事を書いて生計を立てるフリーランスのライターなのですが、コロナ禍によってコンサートやイベント開催、映画公開、CDリリースなどが軒並み延期や中止となり、目下取材の依頼も激減中です。
でもまぁそれはある程度想定内というか。フリーライターなんていつ天変地異に呑まれ食いブチを失ってもおかしくない商売だと常に覚悟して生きてますから。

そんなことより左藤が大きなダメージを受けたのが、約1カ月に渡る体調不良です。
4月下旬から5日連続で発熱し、その後もずっと微熱が引かない状況に陥りました。
当初は「胃腸炎ではないか」という医師(かかりつけ医)の診断だったのですが、あまりにも微熱が長引いているため再診時に医師より新型コロナの可能性を指摘され、5月中旬にPCR検査へ。

結果は「陰性」だったものの、ここまで長く発熱+微熱が続くのは人生でも初めての経験。採血などの検査でも大きな異状は見られず、結局「いったいこれ、何なんだ?」と謎だけが残ることに。

普通に胃腸炎なのか、実は新型コロナの偽陰性だったのか、はたまた別の病気だったのか……。真相は分かりませんが、新型コロナ自体が未知のウイルスということもあるので、今回の体調不良についてブログに記しておこうと思います。なかなか長いエントリにはなりますが、もし誰かの参考になれば幸いです。

本稿では体温36.9℃以下を「平熱」、37.0~37.4℃を「微熱」、37.5℃以上を「発熱」とします。
5/31(日)、最下部に追記しました。

症状の推移

※3月下旬~4月上旬にも少し体調を崩しているんですが、本稿ではこの部分は割愛します。

発症、そして5日間連続発熱

4/26に発症、翌日高熱で病院へ

4/26(日)深夜、普段通り『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)を見ながらケラケラ笑っていたんですが、なんか体が熱い。熱っぽい。検温すると37.6℃。即「カロナール(解熱剤)」を飲んで就寝しました。

翌27(月)は朝検温すると36.6℃。頭痛と倦怠感はあるが平熱なので普通に仕事に取り掛かる。原稿を1本書き上げ夕方検温すると37.8℃。めっちゃ上がってるやん!

緊急事態宣言下の当時は発熱患者の受け入れを断っている病院が多いと聞いていたので「これはマズいな」と一瞬よぎったものの、近所のかかりつけの内科に電話すると「診ますヨ~どうぞ来てください~」とあっさりOK。これは運が良かった。

診察では症状を医師に伝えました。といっても主な症状は発熱による倦怠感、頭痛、そしてお腹を軽く下している程度。
新型コロナであれば上気道炎症状(のどの痛みや咳、鼻水など)が表れるのが一般的にも関わらず、そのような症状は見られないことから、新型コロナの可能性は低く、感染性胃腸炎(ノロウイルス的なやつ)ではないかという診断に。
薬は「麻黄湯(発熱に効く漢方)」「ビオスリー(整腸剤)」「ファモチジン(胃薬)」「カロナール」を処方。

また、インフルエンザの可能性もあるものの飛沫飛散防止のため検査を行なえないとのことで、「インフルじゃないかもしれないけど一応吸引しといて」と「イナビル(インフル治療薬)」も併せて処方されました。

その日の晩、熱はさらに上昇し38℃を突破。倦怠感と頭痛はさらに強くなり、悪寒や腹痛も加わり、不安感も強烈に増幅。昨年インフルで人生史上最高発熱39.3℃を記録したときに比べればまだマシとはいえ、38℃超えの高熱がつらいのは事実。

翌28(火)は37.7℃、29(水・祝)も37.9℃で発熱は継続。症状に特に変化はなし(悪化もせず、改善もせず)。食欲なく、ポカリ・経口補水液・inゼリー的なやつばかり食す(たまにやわらかく茹でた月見うどんも食べた。風邪引くとうどん食べる=香川人あるある)。そしてカロナールをがんがん飲む。

上気道炎や肺炎的な息苦しさはなく、味覚や嗅覚も正常。
とはいえとにかくしんどいし不安感×恐怖感が常に強烈に襲ってくるので、ベッドで横になってひたすら笑えるバラエティ番組を見まくる。
大阪チャンネルで『テレビ千鳥』と『相席食堂』をめちゃめちゃ見たのと、YouTubeにサンドウィッチマンのコントが公式でたくさん上がっていたからこれもめっちゃ見た。熱が出て苦しいときはサンドウィッチマンのコントを見るのが最良の策だと学んだ。

37.5℃以上が続き、4/30に保健所へTEL

4/29(水・祝)夜の時点で37.5℃以上の発熱が4日続いたことに。当時は「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」が「風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続く場合」だったため、翌30(木)の朝、区の保健所のコロナ相談窓口に電話(本来はかかりつけの病院に先に連絡すべきなのですが、この日は休診だった)。
ネット上には「保健所の電話、全然つながらない」みたいな書き込みも多かったけれど、僕の場合は一発で繋がりました。これも運が良かった。

電話応対してくれた保健所の方はとても丁寧に症状等の話を聞いてくれました。ただ、27(月)は38℃台だったものの翌日・翌々日は38℃台に達していなかったことから「症状は悪化していませんね? では本日は様子を見て、明日かかりつけ医の先生に診てもらってください」との返答でした。

悪化はしてませんけど、改善もしていないんですよォ~…と泣き付きたかったけど我慢。
この日も熱は37.9℃まで上昇。超不安。でもどうしようもないのでカロナールをボリボリ食べつつ不安を紛らわすためにHuluで『有吉の壁』をめちゃめちゃ見た。チョコプラ面白過ぎ。

5/1に病院で血液検査&レントゲン検査

4/30(木)夜の時点で37.5℃以上の発熱が5日続いたことに。5/1(金)の朝、保健所の指示に従いかかりつけの病院へ行って検査を受ける。

血圧は正常。血中の酸素濃度を測る(たぶん)パルスオキシメーターの数値も「98」で異状なし。胸部のレントゲンを撮るも肺炎症状はなし(咳とか全然出ないからそりゃそうだろうね)。血液検査についての結果は翌日とのこと。

なお、この日の発熱ピークは37.4℃。久しぶりに「微熱」の範疇に収まり、強かった倦怠感と頭痛も弱まってきたものの、この夜NMB48の推しがSHOWROOMで卒業を発表。マジかよ。やるせないよ。

翌2(土)朝、血液検査の結果を聞くために病院へ。検査結果は炎症反応(CRP)あり。要するに「何らかの菌かウイルスが入り込んでて、あなたの体、めっちゃ戦ってますよ」的な(たぶん)。
とはいえ「一般的な新型コロナ患者であれば異常値を示す項目(言われたけど忘れたわ。笑)が正常値なので、新型コロナ感染の可能性は低い」という診断に。熱も下がってきているので「快方に向かってるはずなので、安静で」との指示。
引き続き薬は「麻黄湯」「ビオスリー」「ファモチジン」「カロナール」が処方。

高熱は出ないが、微熱が下がらない

安静の結果、5/5には平熱に

5/3(日・祝)。世間はゴールデンウィーク真っ只中。病院も休みなのでここで症状を悪化させるわけにはいかない。安静第一で、ベッドで横になりつつ、Huluでアニメ『鬼滅の刃』のイッキ見に挑む。第1話から泣く。善逸はもう少し静かにせよ。

微熱は続くが幸いなことにカロナールを飲まずとも37.5℃を超えることはなく、5日連続発熱の頃に比べたら体も軽くなってきた。このまま治ってくれたらいいなぁ~。
そして5(火・祝)には1日における最高体温が36.9℃となり、平熱に。よっしゃ治ったで! お祝いに、超久しぶりに肉を食す(お腹のことも考えて、作ったのはじっくり柔らかく煮込んだ「鶏と豆腐の生姜鍋」)。肉って、おいしいね……。

5/6に再び熱が上がり、病院で再検査

治ったで!と思ったのも束の間。5/6(水・祝)は朝から強烈に体が重い。高熱に襲われたときの症状に似た強い倦怠感。そして立っていると足がガクガク震えるような感覚や、パソコンやスマホの画面を見ているとめまいも。検温すると37.4℃。ぶり返しとる!
(今思えば、5(火・祝)と6(水・祝)を境に体調・症状が別モノに変わったような気がするんだよなぁ。逆に頭痛は軽くなったんです)

治ったと思ったのにまだまだ続く体調不良。特に6(水・祝)~10(日)はひどくしんどかったです。
ぶり返した倦怠感のつらさももちろんなのですが、メンタル的な不調が強烈。はっきりしない病気に対する不安感の中で、請け負っているお仕事のお断り+謝罪の連絡を連絡するのがキツかったです……(中にはわざわざ〆切を伸ばして待ってもらったのに、結局「やっぱりできません」と断ってしまった案件もあって、とにかく心が落ち込みました)。

あまりに微熱が長く続くため、8(金)には病院で再度血液検査
翌9(土)に結果が判明し、異状は一切なし。前回の検査で高かった炎症反応(CRP)も正常値に改善。しかし医師も「ここまで微熱が続くのはちょっとおかしいなあ」と困り顔。

ただ、これも運が良かったのか(?)、ちょうど前日の8(金)に厚生労働省が新型コロナ感染疑いの目安を「発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合」に変更。2週間に渡る発熱+微熱はまさにこれに該当するため、医師の判断でPCR検査に回されることが決定しました。検査日は翌々日の11(月)に。
薬は「ビオスリー」「ファモチジン」「カロナール」が処方。

「PCR検査」とは…
現在新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判定する検査。

あ、アニメ『鬼滅の刃』は見終わったので、次はHuluでアニメ『キングダム』を見始めました。面白いけど信vs輪虎戦はさすがに長過ぎやしませんか…?

続く微熱。PCR検査に抗体検査も

PCR検査で綿棒ぐりぐり、結果は陰性

5/11(月)、初夏の日差しが照り付ける中、自転車で都内某所のPCR検査会場へ。同区内とはいえ結構遠かったけど頑張った。「なるべく公共交通機関は使用しないでください」「できる限り自家用車でお越しください」という指示でしたが、車なんて持ってないすよ。

だだっ広い駐車場みたいなところの一角にぽつんと建てられたテントが、PCR検査の会場。
受付で医師っぽい人から注意事項を聞き、防護服フル装備の男性2名が待ち受けるテントへ。椅子に座らされ、長い綿棒を鼻孔に突っ込まれてぐりぐりされる

自慢じゃないけど、僕はほぼ毎年インフルエンザに罹る人間なので(予防接種を受けてもインフルに罹る!どうにかしてくれ!)、綿棒を突っ込まれるのは慣れています。ただ、今回のPCR検査はインフル検査よりも1.5倍くらいぐりぐりが強かったかも。と言っても大の大人が耐えられないような痛みではないので、恐れる必要はないです。
(ネット上で「PCRはめちゃめちゃ痛い!!!!」みたいに喧伝されてるけど、そんなことはない)

ぐりぐり後、再度医師っぽい人に「このまま寄り道せずまっすぐ帰宅してください。結果は明後日、かかりつけ医からご連絡します」と説明され検査は終了。実質5分も掛かりませんでした。検査費用もゼロ円

で、運命の明後日となる13(水)の朝、かかりつけの病院から電話があり、医師より「陰性でした」
ただ、「PCR検査の精度の問題もあるので、微熱などの症状が消失するまでは自宅で安静に」との指示も。
まぁ、(偽陰性の可能性がゼロではないにしても一応)新型コロナではない、という検査結果が出たので一安心。よかったね♡

それでも引かない微熱。一応、抗体検査も

いや、よくないんだよ~。
確かに体調は良くなっている。倦怠感もかなり薄れた(でも「ある」か「ない」か、と聞かれたら「ある」)。頭痛はもうほとんどない。悪寒もない。お腹は多少ゆるいものの、それはいつものこと。不安感も、一時期は眠れないほど恐怖に襲われていたけどもはやそこまでの強さはない。

なのに、微熱がずっと引かないんです。体温が37.0~37.3あたりをずっとウロウロしているんです。「体温計がぶっ壊れてるんちゃう?」いやいや、朝は36℃台なんです。午後から微熱になる。時折熱っぽくてしんどくなる。でもいろいろ検査しても異状なかったしなぁ。

そんな折、偶然Twitterのタイムラインに近所の内科が新型コロナウイルス抗体検査を始めたとの情報が。
電話で問い合わせてこれまでの症状や「PCR検査で陰性だった」旨などを伝え、「大丈夫ですよ、検査可能です」との返答だったため、16(土)に抗体検査実施。

抗体検査は、検査キットに血液を垂らすだけで数分で結果が判明。僕の場合はわずか5分程度で「陰性」の判定でした。
ちなみにこの抗体検査は保険適用外。費用は自費で総額4,880円でした。

「抗体検査」とは…
過去に新型コロナウイルスに感染していたことがあるかないかを判定する検査。

微熱は原因不明。仕事復帰へ

5/18より、とりあえず仕事復帰へ

5月第4週に入っても微熱は引かないものの、日常生活に支障をきたすほどの不調というわけでもなく(たまに倦怠感・疲労感に襲われれることはあるけど)。もっともこの緊急事態宣言下では外出して取材を行なうような仕事自体がないので自宅にいながら作業が完結できるし、そもそもそれ以前に仕事量が超少ない。ということで、5/18(月)よりお仕事を再開させました
いきなり一気に全力で仕事するぜ!とかではなく、徐々に、って感じですけどね。

ありがたいことに、やりとりさせてもらっている各社の担当さんにも体調の件で気遣っていただきまして感謝の極みです。

次第にお取り寄せした地元・香川の名物「一鶴」の骨付き鶏をカブリとイケるくらい食欲も戻ってきました。めちゃくちゃおいしい。

この微熱、もしかして…?

結局この微熱については原因不明。一番最初の発熱以外は、いろいろ検査しても異状なし(これがこの先ずっと続くようなら大きな病院で検査を、と医師からは言われています)。

ここからは医師の診断ではなく個人的にインターネット上の医療サイトを回って調べたことなんですが――もしかしたら「ストレス性高体温症(心因性発熱)」なのかな?
緊急事態宣言という特殊な環境の中、高熱が出て新型コロナへの恐怖にさらされ、仕事がうまく運べなかったストレスも重なって、ちょっとメンタル弱っちゃったのかもしれません。
「ストレス性高体温症(心因性発熱)は解熱剤が効かない」という情報もあって、それも症状的に当てはまっているし。
――ま、これはあくまで素人の憶測です。

もっとも、SNSを見ると僕と同じように長期に渡る微熱の症状を抱えている人が結構居るみたいなんですよね。Twitterで「#長期微熱」でサーチしたら想像以上にたくさんいて驚きました。
この症状、まだ解明されていない新型コロナの影響かもしれないし、まったく別の新たな症候群の可能性だってある…のかな…? 人によって症状に差異はあるけど、すべてを一括りに「心因性」で片付けて良いものなのかな? このへんは専門家の見解を聞きたいところです。

でも、いずれにしてもストレスはためないようにしなきゃな~と思っています。幸か不幸か今は仕事があまりないので、好きなテレビを見たり音楽を聞いたり、あとは3密を避けつつ外に出て日光を浴びてセロトニンを分泌させたり。当面は自分が好きなことばっかりを優先させた日々を送るつもりです。

皆様ありがとうございました

結局よく分からんかったけど…

5月5週目に入ってもいまだダラダラと続くこの微熱。原因はよぅ分からんので「分からん」としか言いようがない…。新型コロナと関係があるのかないのかも分からん。ただ、「分からん」ことこそがこの新型コロナウイルス/コロナ禍の恐ろしさなのでしょうね(直接的な意味でも、間接的な意味でも)。
このエントリを書いている本日5/25(月)に緊急事態宣言全面解除が発表されましたが、まだまだ「第2波・第3波」への備えも必要でしょう。皆様もくれぐれもお気をつけくださいませ。

最後に、今回の件でご理解を示してくださったお仕事関係者の皆様、励ましのリプライやDM、LINEなどをくださった皆様、心の中で僕を応援してくださった皆様、そして治療や検査に携わってくださった医療関係者の皆様、本当にありがとうございました!

このへんでいったん一区切りとしますが、再度悪化したり症状に変化があった場合は追記したりTwitterアカウントでお知らせしようと思います。でもそんな日が来ませんように…! マジで早よ治ってくれ。

※5月31日(日)追記

微熱出なくなった!

体温が下がった! うれしい~~~!