芳根京子&伊藤沙莉が語る、舞台『幕が上がる』の裏側 – ’16/2/21 さぬき映画祭@イオンシネマ宇多津

2016年2月21日、ももいろクローバーZが主演した舞台『幕が上がる』のライブビューイング版が「さぬき映画祭2016」で上映されるのに際して、出演者の芳根京子さんと伊藤沙莉さんがトークイベントに登場! 若手実力派女優の2人が我が地元でトークをするなんて後にも先にも絶対ないだろうし、これは行かなきゃ絶対後悔する!と思い立って香川に行ってきました。

(なんで半年以上経ったタイミングでこの記事なんだって話なんですけど、年末に向けて資料などを整理していたらたまたまこの時のメモが出てきた、というだけで深い意味はありません。ただ、ネット上をクロールしてもこのイベントに関するレポートがほとんど見当たらなかったので、せっかくならアーカイブとして残しておこう!と思って書いてみました)

なお、このイベントにはあくまで一人の客として行っていて、あくまで趣味の一環として手書きでメモを取っていただけなので、聞き間違いなどあるかもしれませんがご容赦を。

みんなの「絆」が舞台に表れているんじゃないかな

――昨年2月公開の映画『幕が上がる』に続いて、5月にこの舞台が上演されたわけですが。

伊藤 映画の撮影の時と変わらず、(現場は)毎日女子校みたいな雰囲気でしたね。お祭り野郎が5人いたし(笑)。

芳根 (ももクロとは)「久しぶり!」って感じでした。

――舞台と映画、演じる上での違いは?

芳根 私は舞台初挑戦だったんですけど、映画と違って常に(客から)見られているので「何かしていないと!」と思って、後ろで変なことをよくしていました。

伊藤 舞台は、やったことが全部鏡のように返ってくるんですよ。すべる時はすべるし(笑)。その反応がリアルでしたね。

芳根 うん。反応は毎日違ったね。

伊藤 同じことをやっても、今日はウケても次の日はすべる、とか。

芳根 本広(克行)監督に「ウケなかったね~」って言われたり。

伊藤 芸人の気分でした。私と(高城)れにちゃんは芸人扱い(笑)。「ウケた」か「すべった」の2つでしたし。それに、監督からはムチャ振りの嵐だった!

芳根 (伊藤が)面白すぎて、お芝居をしているのに舞台の上でみんな爆笑していましたから!

――物語の題材になった「演劇」については。

伊藤 出演するに当たって初めて高校演劇を見たんですけど、すごいなと思いました。すごくリアルだし繊細だし、素晴らしいなって。なので、大げさなお芝居ではなく真正面から「高田」を演じようと思って、(役作りも)シンプルになりました。

――舞台の現場の雰囲気は?

芳根 本当に学校みたいな感じだったよね?

伊藤 うん。でも、本広監督は先生には見えないね。どちらかと言うと「パパ」(笑)。

芳根 日曜日のパパみたいな雰囲気でした(笑)。

伊藤 いつもチェックの服だったし(笑)。

芳根 あんな空気感の現場、なかなかないと思う。

伊藤 めちゃくちゃ仲良かったもんね。最初は女子ばっかりだからバトルもあるかなって覚悟していたけど、全然! ももクロの5人が「イエ~イ!」って感じでフレンドリーだったから、こっちも気持ちを張らなくていいんだなって。

――ちなみにお二人はプライベートでも…?

芳根 プライベートで遊んだことはないかな?

伊藤 でも仲が悪いわけじゃないですよ! 仲悪かったら「悪い」って言いますから(笑)。スケジュールがなかなか合わなくて…。

芳根 あっ、そういえばクリスマスカード! もう2月なのに、まだくれないんですよ! くれるって言うから家の住所も事務所の住所も教えたのに! 1月3日にそれを言ったら、「だろうな、まだ手元にあるから」って(笑)。

伊藤 しおりん(玉井詩織)にもまだ出してない(笑)。

芳根 もしかして、カード買ってない…?

伊藤 買ってる! だから誕生日まで待ってて!!

芳根 たぶん来ないな…(笑)。

――では最後に、舞台版『幕が上がる』の見どころをお願いします。

芳根 私にとって初めての舞台でとても不安だったんですけど、このメンバーだったから乗り越えられたと思います。みんながいたから、私は頑張れた。その絆が舞台にも表れているんじゃないかと思います。そして、演劇の楽しさを感じてもらえたらうれしいです。

伊藤 皆さんの感想が楽しみです。舞台上では前も後ろもみんな頑張っているので、すべてを見てほしいです!

――ところで今日、お二人はずっと「うどん脳」を手に付けていますが…。

伊藤 そこには触れないでください(笑)。

芳根 なんで付けてきたんだろう? 後悔してます(笑)。